商標登録は、無料で行えるサービスではありません。
出願までは無料で行うことができるのですが、商標登録が認められると登録にかかる費用が発生します。
商標登録にかかる費用には、商標出願費用、商標登録費用、電子化費用の3つがあり、印紙で支払うことになっています。
使用される印紙については、全てが特許印紙を使用します。
その他の印紙である、収入印紙、収入証紙、登記印紙と間違えやすいため、注意が必要になります。
商標出願費用は、基本料金6000.円にプラス、1分類につき15000円が必要となります。
出願分類数によって金額は変動し、1分類では合計で21000円となります。
ちなみに2分類では36000円、3分類では51000円と、決して手軽な金額ではないことが分かります。
出願する分類、つまり商標登録をする分野が多くなるとその分印紙代が増えて行くことになります。
商標登録費用については、1分類につき、5年間で44000円、10年間で66000円となっています。
商標登録する分類が増えて行くごとに2分類なら倍額、3分類なら3倍の費用を支払うことになります。
登録査定が出た後に、この金額を支払うことによって商標登録となります。
更新の際には10年分を一括で納付しなければならいことになっています。
初回登録時に費用を少しでも抑えるためには、一括で納付することがおすすめです。
前期・後期に分けて分割して納付することもできますが、一括納付した場合に比べるとかなり割高になると言われています。
電子化費用については、1件につき、1900円の費用がかかります。
商標の出願には通常の書面出願と、電子出願の2通りがあり、前者は普通の書面で提出するのに対し、後者は、商標のデータを電子化するために、出願後に電子化料金を支払う必要が出てきます。
電子化費用を納期内に支払わないと、出願が白紙に戻されてしまいますので、納期を守って納めることがおすすめです。